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主な改正点はどこ?

主な改正点はどこ?


海野 聖


今までの試験とどんなところが変わったの?







水野 泳

潜水業務に使われているいろいろな器具などが発達して、使われなくなってきたもの、新たに取り入れたほうがより安全なものなどがたくさんでてきたこと。

潜水業務について取り決めしている法律が、安全なものの使用を認めていなかったり、法律そのものも40年以上前の古いもので、他の世界の国とはずいぶん違った法律になっていたこと。

だから、法律も改正して、新たに使用できるものを認めたり、より安全に潜水作業ができるように改正したんだね。


水野 泳

あとで説明するけれど、主に変わった点は、※1

1 減圧といって、水中から空気中へ戻る際に、一定の時間、水中で停止して水中に慣れた身体を通常の大気中で生活している身体に切り替える準備をすることが必要だけど、その停止時間を求める計算方法を決めたこと(改正前はあいまいでした。)。

2 潜水作業には、呼吸するために空気のほかいろいろな混合ガス(空気のほかに酸素やヘリウムなどを混ぜ合わせて作ったガス)が使えるけれど、空気で潜る場合は水深40mを限度としたこと。改正前には決まりはなかった。

3 2でも話した混合ガスは改正前は使えなかったけれど、改正後から使えるようになったこと。

4 酸素も使えるようになったこと(改正前は使えませんでした。)。




※1

  • 第2編でも説明しますが、難しい言葉がでてきて、ダイビング等の経験がない人は、よくわからないと思います。
  • 今までの法律(旧高圧則)では、減圧表という潜水時間と潜水した深さによって、水中から水面へ浮上する際に、決まった水中の深さで停止して、体の中に溜まった不活性ガス(窒素など)を体の中から出してやる時間が決められている一覧表がありました。
  • 40年も前の法律なので、今のいろいろな時代の進化にそぐわなってきていることと、その減圧表そのものがどのようにして作成されたのかがあいまいだったのです。
  • そのほかにも次のような問題点がありました。

旧高圧則の減圧表

  • 減圧理論の明示がなく、減圧表の根拠がなかったこと。
  • 欧米と比較して、減圧時間が短かったこと。
  • 空気潜水では実際には困難な深度90mまでの減圧表であったこと。
  • 「繰り返し潜水」の減圧表の根拠がなかったこと。
  • 混合ガス潜水の想定と、酸素の使用を認めていなかったことなどです。




水野 泳

皆さん、よく勘違いしているのが、酸素ボンベを背負って呼吸していると思っている人が多いよね。

ですが、実は酸素ボンベではなくて空気ボンベなんです(今回の改正で酸素も使えることになったので区別ははっきりと覚えましょう。)。

周りにある空気をぎゅっと圧縮したものをボンベに入れているんですね。だから正確には酸素ではないよ。

これによって試験問題も関係する部分は変わることになるからね。

でも潜水のお仕事をする上では、とっても大事なことだし、潜水する人、事業者側も新しいルールを守ることで事故防止につながるから、しっかりと勉強してね。




※2









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